2008年09月09日
九龍茶房
数年前、東京の武蔵小山に小さなバーがありました。店の名前は「Kowloon's Cafe 九龍茶房」、店主の名前は鈴木隆行。サッカーの人ではありません。建築家で、かつて実在したRL香港の九龍城に赴いて徹底的な実測調査を行い、その結果を「大図解 九龍城」という本にまとめた方です。
三年前に亡くなった鈴木氏の命日が近づく8月終わり。楽工房のRakuさんから、第2回15プリム展の開催を告げられ、エントリーを勧誘された時、この切り取られた空間に、今はもうない九龍茶房を再現したいと思いいたりました。

三年前に亡くなった鈴木氏の命日が近づく8月終わり。楽工房のRakuさんから、第2回15プリム展の開催を告げられ、エントリーを勧誘された時、この切り取られた空間に、今はもうない九龍茶房を再現したいと思いいたりました。

人が席についていると身動きもならないほどの狭い店内。けれどそこに集まる人々は、店主を筆頭に何とも濃い面々ばかりで、「来る人間が最大の酒の肴」と言われていました。九龍城や廃墟などになぜか人々が魅了されるように、なぜか人々が心惹かれて集まってくる……九龍茶房をそんな場所にしたいと、生前何度も話していました。その言葉通り、料理や酒を求めてではなく、コミュニケーションを求めて集まってくる人の絶えないお店でした。
今、SL内で、何か食べたり飲んだりできるわけでもないのに何となくカフェなどに集まってみんなでおしゃべりしていると、九龍茶房に集まっていた時のことを思い出します。
鈴木氏が生前書いていたブログの記事の一節です。これほどまでに九龍という場所の本質を、そしてゲーム「クーロンズ・ゲート」やKowloonシムに私たちが心惹かれる理由を、的確に言い当てた言葉を私は他に知りません。
第2回 「15プリムの切り取られた空間展」 は、Aquapod Mall内 楽工房にて来週から開催です。
今、SL内で、何か食べたり飲んだりできるわけでもないのに何となくカフェなどに集まってみんなでおしゃべりしていると、九龍茶房に集まっていた時のことを思い出します。
九龍城には誰にでも居場所があった、と言いきってしまおう。
おそらく、そこに九龍城という世界の類稀な場所の意味があると思うからだ。
鈴木氏が生前書いていたブログの記事の一節です。これほどまでに九龍という場所の本質を、そしてゲーム「クーロンズ・ゲート」やKowloonシムに私たちが心惹かれる理由を、的確に言い当てた言葉を私は他に知りません。
第2回 「15プリムの切り取られた空間展」 は、Aquapod Mall内 楽工房にて来週から開催です。
Posted by Haruka at 11:39│Comments(5)
│Landscape
この記事へのコメント
ああ、これは…
もう、一も二もなく絶対に行きます。
もう、一も二もなく絶対に行きます。
Posted by kofde at 2008年09月10日 00:05
ああ、たまらんものを作ってくださる…
もう、一も二もなく絶対に行きます。
もう、一も二もなく絶対に行きます。
Posted by kofde at 2008年09月10日 00:06
イェフー
二・重・書き・込み!
「わかったから2回言うな」な感じに!
申し訳ない。
削除してくだたい('A`)
二・重・書き・込み!
「わかったから2回言うな」な感じに!
申し訳ない。
削除してくだたい('A`)
Posted by kofde at 2008年09月10日 00:07
こふでさんの行きたいという渇望を感じますな^^
ぜひ私も立ち寄らせていただきます!
ぜひ私も立ち寄らせていただきます!
Posted by yoshirock at 2008年09月10日 04:13
お返事遅れましてすみません。
kofdeさん:
なんか好評なのでそのままでw
拙い再現ですが、実際に行ったことのある方に喜んでもらえるならこれ以上の光栄はありません。
yoshirockさん:
本物には遠く及ばないですが、遊びに来てくださいませ。
kofdeさん:
なんか好評なのでそのままでw
拙い再現ですが、実際に行ったことのある方に喜んでもらえるならこれ以上の光栄はありません。
yoshirockさん:
本物には遠く及ばないですが、遊びに来てくださいませ。
Posted by Haruka
at 2008年09月16日 09:37
