電脳九龍飯店 SL支店

　立て続けにRLネタ恐縮です。

　さる8/7～8/8の2日間。In-WorldではSL24で賑わってる中、私はリアルのイベント「日本ＳＦ大会 TOKON10」に参加してきました。ＳＦ大会は、毎年夏に日本の各地を転々としながら開催される、ＳＦ作家とＳＦ好きのお祭りで、今回は私の地元・東京での開催です。
　そして今回この大会の企画の一つ「海底牧場707番地」で、セカンドライフの紹介がされました。企画の主催はJAMSTEC（独立行政法人海洋研究開発機構）の西村一氏。ＳＬ内アビス海文台の共同館長・Yan Lauriaさんの中の人でもあります。



《アビス海文台》
http://slurl.com/secondlife/Second%20Earth%203/215/25/23

当日のリアル会場の様子。

　まずはアビス海文台のお披露目。会場に設置された大型モニタに、美しいＳＬの風景が表示されます。ＳＬ内で待機している企画スタッフのアバターと協力しながら、施設内を実際に歩いて案内するYanさん。
　ＳＬ内の人たちとはSkypeを使って音声会話しているので、会場の観客がYanさんの音頭で「こんにちは～」と一斉に挨拶すると、ＳＬ内のスタッフから「こんにちは～」と返ってくるという、不思議に新鮮な場面もありました。



　つづいて、日舞集団「万華鏡」のクレアさんによる演舞。



　そして最後に、SL24の企画でもある、GA-GOさんのライブ。



　曲が終わると、リアル会場に集まった30人ほどの観客からも、自然と拍手が沸き起こりました。普段、SL住民である私たちがPCの前でSL内ライブに感じるような臨場感を、会場の人たち（ほとんどの方はＳＬやったことないと思われます）も感じていたのだと思います。

　３年前のＳＬを始めたばかりの頃、「セカンドライフって、コミケに似てると思う」というブログ記事を書きましたが、今は───というか今のＳＬは、コミケよりもこのＳＦ大会に似ている気がしています。集まる人のディープさ加減とか、面白ければ何でもやってしまうバイタリティとか。
　今回、企画会場で「ＳＬなんて下火になってると思ってたので意外でした」というような声がきかれました。この企画で、ＳＬ世界と外との接点がまた一つ生まれたのであれば、嬉しいことです。もっともっと、ＳＬを楽しんでいる人たちの声が外に届くことを願います。

　来年のＳＦ大会は、９月に静岡で開催されます。有名なＳＦ作家も大勢参加します。お近くの方、興味をもたれた方はぜひ。