プリム編集：テクスチャの反転方法（2015年現在）

　こちらの記事は、セカンドライフ技術系 Advent Calendar 2015 への寄稿記事となります。

　さて、昨日の記事のとおりメガネ教室にてプリムの操作法などを教えていたわけですが、公式ビューアの更新によりその頃のプリム編集画面と現在とではいろいろ違ったところも出てきてます。法線マップなどの当時はなかった機能の追加ももちろんですが、当時からあった機能でも現在では操作方法が変わってしまっているものも存在します。

　今回取り上げるテクスチャのFlip（反転）機能もその１つです。

　プリム編集のテクスチャ設定タブで、かつては繰り返し回数の横に「反転（英語版ではFlip）」と書かれたチェックボックスが存在し、これにチェックを入れるとテクスチャを上下または左右反転することができました。裏側から透けて見えるようなオブジェクトを作る際には、裏から見た画像を手軽に貼ることができたためこれが非常に重宝してました。

　リンク先は、その頃の編集画面の例です。手元に画像がないので画像検索で探しました。

Google 画像検索結果: http://www.outworldz.com/Secondlife/Posts/Tandy/images/img64.jpg

　ところがこれ、今の編集画面にはないんですね。

　いつの間にかなくなっていて、しかもそれについて日本語で書かれた情報がネット上にほとんど存在しないせいか、私もインワールドでよく聞かれることが多いので、ここに記録しておきます。

　テクスチャを反転させる手順は以下の２つ。

　　・ 水平・垂直の繰り返し数が決まったら、同じ数値でマイナスの値を設定する。
　　・ オフセットを設定している場合はその値もマイナスに変換する。

　いずれも、左右反転したかったら水平、上下反転したかったら垂直の値を設定します。

　わかってしまえば簡単なのですが、知らないとこんな手法があるとは想像も付きませんよね。テクスチャタブに収める情報が増えてきて場所が足りなくなっての苦肉の策だとは思うのですが、もうちょっと分かりやすい操作にして欲しかったです。